

あさやけ子ども食堂の
エピソード
あさやけ子ども食堂が今の形になるまでの道のりを
店主の山田じいじにインタビューしました。
あさやけ子ども食堂店主 山田じいじのもとには、子ども食堂を始めたいとお考えの全国の方々から食堂開設について多くの質問が届きます。
その中から、よくいただく質問について山田さんにインタビューを行いました。ご参考になれば幸いです。
子ども食堂オープンまで

子ども食堂を始めたきっかけ
子ども食堂を始める二年前から「池袋あさやけベーカリー」の活動をスタートさせていた山田じいじ。この活動はみんなでパンを焼き、池袋の路上生活者にパンを手渡す、という活動です。2012年に亡くなった妻のパン屋経験者つながりの方がパン作りの指導に来られました。この方は大田区で始められた「子ども食堂だんだん」の立ち上げメンバーのひとりでした。
その方に案内をされて「子ども食堂だんだん」の見学に行くこととなりました。
こじんまりとした畳のスペースにちゃぶ台が二つ並べてあり8人ほどの子どもたちが美味しそうに楽しそうにご飯を食べていました。その懐かしい温かい姿を見て、「このくらいの規模なら自分でもできるのではないか。子ども食堂をやってみたい。」と思い、2013年の春から「要町あさやけ子ども食堂」を始めることになりました。
「池袋あさやけベーカリー」は元ホームレスの人たちが仲間のために始めたパン屋さん。隔週1回パンを焼いて、池袋周辺の路上生活の方へ無料で配布しています。

飲食店営業許可申請
子ども食堂は不特定多数の人を受け入れるため、飲食店として営業許可を取る必要がありました。あさやけ子ども食堂の場合は、山田さんがすでに調理師免許を取得済で、その他の営業許可の条件(豊島区の場合はシンクが2槽以上あること)をクリアするため、シンクを1つ増設して申請を行ったそうです。
※許可の条件は自治体によって異なるので、子ども食堂を開きたい場所を決めたら改修に取り掛かる前に、食堂を出そうとしている地域の保健所に行き事前に相談することをおすすめします。

